2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、大会組織委員会と宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが地球周回軌道への放出を計画しているアニメ「機動戦士ガンダム」の模型を載せた小型人工衛星が完成し、3日、レプリカが披露された。

 搭載されるのは主人公が乗る「ガンダム」とライバルが乗る「シャアザク」の200分の1模型で、宇宙の過酷な環境に耐える特殊樹脂で作製された。縦横10センチ、長さ約35センチの超小型衛星に収納された状態で、20年3月ごろ国際宇宙ステーション(ISS)に運ばれる。

アニメ「機動戦士ガンダム」の模型を載せた人工衛星(レプリカ)を見る(左から)富野由悠季監督、東大の中須賀真一教授、宇宙飛行士の山崎直子さん=3日午後、東京都港区
アニメ「機動戦士ガンダム」の模型を載せた人工衛星(レプリカ)を見る(左から)富野由悠季監督、東大の中須賀真一教授、宇宙飛行士の山崎直子さん=3日午後、東京都港区
 ISSから放出された後、2体の模型は衛星の外側に立つような形で展開され、足元に設置した電光掲示板で応援メッセージなどを表示。衛星搭載のカメラで撮影した模型の姿などが地上に送られる。

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