6億5000万円の現状維持で更改した菅野智之は既に来季の開幕投手を通告されていることを明かした
 巨人の菅野智之投手(30)が28日、東京・大手町の球団事務所で契約更改し、現状維持の推定6億5000万円でサインした。

 7年目の今季は22登板で136回1/3、11勝6敗、防御率3・89。5月1日の中日戦(東京D)で完投で令和プロ野球初の勝利投手となり、通算1000奪三振も達成。その後は腰痛での離脱もあったが、エースとして最後までファイティングポーズを取り続けた。

 「やっている時は苦しかったり、何でと思うことはたくさんありましたけど、全部終わって冷静に振り返ってみた時に、胸を張れるところもあったのかなと。休むことは簡単だと思います。ケガの状態として完全に治るのを待っていたらシーズンが終わってしまう、それぐらいの診断だったので。監督から『投げられる状態にあるならばマウンドに上がろう』と言ってもらえたのはすごく勇気づけられました」と振り返った。

 山口俊が今オフ、ポスティングでのメジャー移籍を容認されたこともあり、一部報道陣からは、来オフのポスティングでのメジャー移籍についての質問も出たが、契約更改の席でもその話題は出なかったとして「そこを見据えて来シーズン戦うのはチームに対して失礼だと思います。まずは来年日本一、そこだけを目指します」と強調した。

 来年の開幕は3月20日のDeNA戦と発表されている。すでに宮本投手チーフコーチから、来季の開幕投手を通達されているといい「開幕も言われているので照準を合わせて」と3年連続6度目となる大役に向けエースの自覚を示した。

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