「2008年の北京五輪以降、夏冬合わせて6大会連続で櫻井翔をメインキャスターに据えた日テレから奪う形で、嵐をスペシャルナビゲーターにしました。彼と仕事をする局アナには“わくまゆ”こと和久田麻由子アナが内定したと言われています」(NHK関係者)

 紅白の総合司会を務めることが発表された和久田。そちらでの司会進行ぶりが重要な試金石となりそう。

 他局も五輪キャスターの大役を任せるに際し、事前チェックの場を設けている。フジテレビは発表済みの関ジャニ∞村上信五に27時間テレビのMCを任せた。

 スポーツ紙記者が語る。

「テーマもスポーツに絞り、完全に五輪シフトの構成でした。しかし、終わってみれば歴代最低視聴率という散々な結果に。村上のMCについても視聴者からの評価が渋い印象で、後味の悪い結果でした。バランスをとるためにアスリートのキャスターを増やすべきでは、という声も局内からあがっていると聞きます」

 一方、評価が盤石なのは、テレビ朝日でメインキャスターを務める方向で調整中の松岡修造だ。

「五輪のPR番組をテレ朝で担当していますが、全世代からのウケが良い。松岡はただ熱いだけではなく、頭の回転が速いので、アスリートからの信頼も厚い。ほぼ決まりでしょう」(同)

 櫻井をNHKに取られた日テレは、ラグビーW杯のメインキャスターを務めたくりぃむしちゅー上田晋也が本命。対抗が水卜麻美アナ&枡太一アナ、大穴で中居正広とか。このレースをしばし見守るのも一興だ。

芸能 週刊新潮 2019年11月21日号掲載
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