仏ピアノコンクール 三浦謙司さんが優勝 2位に務川慧悟さん
2019年11月17日 8時34分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191117/k10012180351000.html

フランスのパリで80年近い歴史を誇る音楽コンクール「ロン・ティボー・クレスパン国際コンクール」のピアノ部門の決勝が行われ、兵庫県出身の三浦謙司さん(26)が優勝し、愛知県出身の務川慧悟さん(26)が2位に選ばれました。
「ロン・ティボー・クレスパン国際コンクール」は、1943年から続く若手音楽家のコンクールで、今月13日から行われているピアノ部門の決勝には日本人2人を含む上位6人が残りました。

審査の結果、兵庫県出身の三浦謙司さん(26)が優勝し、愛知県出身の務川慧悟さん(26)が2位に選ばれました。

日本人がピアノ部門で優勝したのは、2007年以来、12年ぶりです
三浦さん「予想外すぎて戸惑う」
三浦さんは、13歳でイギリスに留学してピアノを学び、現在はドイツのベルリンにある音楽大学で学びながら世界各地で演奏活動を続けています。

三浦さんは「予想外すぎて戸惑っています。コンクールを通して次の課題も見えてきたので、これを機会に音楽家として、人として成長したいと思います」と話していました。
務川さん「十分に満足」
また、2位に選ばれた務川さんは、東京芸術大学やフランスのパリ国立高等音楽院で学び、現在はパリを拠点に音楽活動を続けています。

務川さんは「十分に満足できる結果です。ファイナルまでは行ってやるぞという気持ちで臨んでいたので緊張した2週間でした。今は幸せです」と話していました。