「愛を語るより口づけをかわそう」や女優、中山美穂(49)と歌った「世界中の誰よりきっと」などで知られる伝説のロックバンド、WANDSが、新たなボーカルを迎えて再始動することが12日、分かった。第5期WANDSとして、第1、2期のギター、柴崎浩と第2、3期のキーボード、木村真也、圧倒的な歌唱力を誇るボーカル、上原大史の3人で復活。17日に大阪でフリーライブを開催し、来年1月29日に約20年ぶりの新曲を発売する。

 第3期メンバーが2000年3月に宣言した「解体」という名の解散から19年8カ月。世代を超えた新ボーカリストを迎え、第5期WANDSとして始動する。

 きっかけは昨年、タレントとしても活躍する歌手、DAIGO(41)が第1期のヒット曲「もっと強く抱きしめたなら」をカバーして話題になったことだった。

 ファンのみならず、スタッフからもWANDSの再結成を望む声が挙がり、DAIGOのアルバム制作に携わったプロデューサー、長戸大幸氏(71)の耳に届くことに。1990年代にWANDSやZARD、大黒摩季らを輩出したビーインググループの創始者でもある長戸氏は、インディーズ時代から能力を高く評価していた上原を結成メンバーの柴崎と大島こうすけに引き合わせた。

 感情をほとばせる上原の多彩な表現力と圧倒的歌唱力はWANDSサウンドに合致すると、今年に入り第4期として楽曲制作を開始。大島が裏方に専念するため脱退し、木村が加わって5期が始動することになった。

 上原は「子供の頃から大好きでリスペクトしていたWANDSに、まさか加入するとは。不安はありますが覚悟を決めてやらせていただきます」と決意表明。一方の柴崎は「続きをやってみたくなった」、木村も「皆さんと出会える機会を3人で作っていきたい」とファンに熱く呼びかけた。

 WANDSは91年にデビューし、3枚目の「もっと強く−」がオリコン1位に輝き、ブレーク。大島に代わり木村が加入した第2期には中山美穂との「世界中の誰よりきっと」をはじめ「時の扉」「恋せよ乙女」「世界が終るまでは…」など1位曲を量産。ボーカルとギターをチェンジした第3期は2000年に解散した。

 第5期は今月17日に大阪・堂島リバーフォーラムでフリーライブを開催し、YouTubeで同時配信。復活ののろしを上げ、来年1月29日に約20年ぶりの新曲「真っ赤なLip」を世に放つ!

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191113-00000026-sanspo-musi
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