40分をオーバーする交渉を終え、祖父江はこわばったような表情で出てきた。その顔が全てを物語っていた。今季の中日では育成を含む10人目で保留第1号。
用意されていた記者会見場には姿を見せず、球団広報を通じて「1回目の交渉で、自分の中でも気持ちの整理ができなかった。一度、持ち帰って、気持ちの整理をしようと
保留させていただきました」とコメントした。

 今季の推定年俸は2900万円と思われていたが、実際は3500万円ほどだったようで、ダウン提示になったもようだ。加藤球団代表は「彼はここ3年間の登板数を
評価してほしいと言っていた。心情的には評価するが、査定ポイントにはならない。(3年間を)評価するなら、FAを取ってほしいと話した」と説明した。

 祖父江は今季、中継ぎとして44試合の登板で3勝4敗1セーブ、3ホールド、防御率3・11。登板数とホールド数は昨季より減った。5月は約1カ月間、
2軍暮らしだったが、6月2日に1軍へ再昇格した後はブルペンを支えた。

中日スポーツ
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