東京・秋葉原の裏町に日本食のあるパイオニアが存在する。
若くて美人の女性職人を揃えた国内初のすし店だ。

猥雑な店舗が軒を連ねる界隈に位置する「なでしこ寿司」で唯一、滑りけがあるものといえば魚くらいだろう。
すし職人の千津井由貴さん(24)は「魚が好きだ」と話す。

千津井さんは「すし店で6年間働いていたが、すしを握れるのは男性だけだった」とし、
「繁盛している日でさえも、ヘルプに入ることさえできなかった。それがこの世界のしきたりだ」と語る。

店の名物は、漫画のパンダ、およびカエルの頭部のような形をした寿司だ。
客の90%を男性が占める。

なでしこ寿司では2カ月ですしの作り方を習得する。
内蔵を取り去ったり、身を下ろしたりする汚れ仕事に女性たちは関わらない。
裏方には2人の男性が控える。

「なでしこ寿司」のオーナー、錦織和也氏は、日本の働く女性の新たなモデルを作りたかった、と話す。
しかし、雇うのは18〜25歳の女性だけだ。
同氏は「フレッシュでかわいい」がわれわれのスローガンだと説明し、「30歳でここで働くことを望むなら、裏方だ」と述べた。

錦織氏は、なでしこ寿司にミシュランの星を獲得する質が備わっていないことを認め、「高い期待を持たずに来店するのが最善だ」と話す。
若者と外国人に受ける店を目指すという。

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