「1年目は囚人生活」

「地獄の日々」

「(お芝居を)3カ月くらいやってると飽きてくる」


 宝塚歌劇団での日々について動画配信サイト「ユーチューブ」で過激な発言を連発し、炎上している“元タカラジェンヌあんり”。昨年まで宝塚花組男役「亜蓮冬馬」として活躍していた彼女の真意とは……。

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 あんりさんは2011年に宝塚音楽学校に入学し、13年に宝塚歌劇団に入団。

「入団時の成績は37人中6番で、アメリカ人の父を持つハーフ。本人は娘役を希望していたが、175センチと高身長でイケメンのため、男役に回された。新人の多くが“その他大勢”役で下積みをする中、すぐに“路線スター候補”として役名を与えられました。新人公演では男役スターの鳳月杏さんの役を演じ、色気たっぷりのキスシーンをこなしています」(スポーツ紙記者)

 順調に育てばトップスターの目も……と期待されていたが、昨年12月に突然、退団を発表。ファンが語る。

「長い手足でのダンスは舞台映えして華がありました。舞台上ではクールですが、劇場の出入りではいつもニコニコしていて気さく。そのギャップにファンはメロメロでした。変な時期に退団挨拶もないまま辞めたので、何かあったのかと気になっていましたが……」

 今年5月にユーチューブチャンネルを開設すると、「宝塚音楽学校は刑務所だった」などと題し、冒頭のような発言の動画を次々とアップ。退団理由について、「ここにいても時間の無駄かなと思い始めた」「心から尊敬できる人がいなかった」などと明かした。

本人に取材を申し込むとこんな返信が……

 さらには「裏の噂として聞いた」と前置きした上で、「阪急とかそっち関係の知り合いのツテで来ないとそこ(最前列のセンター)の席は入手できない」などと“コネチケット”の存在も暴露。宝塚メイクを施す回では、男役のメイクのまま彼氏のほっぺにチューするなど、やりたい放題だ。

 宝塚について「世界のどこにもないクオリティ」「勉強させて頂いた」と称賛してもいるが、ファンからは「ショックだった」「夢を壊さないで」と苦言が殺到、炎上したというわけだ。

「退団は膝の怪我がきっかけですが、一番はあまりに厳しい宝塚のシステムに疑問を持ったこと。裕福な家庭に育ったのでお金に困っているわけではなく、ユーチューブは単に趣味で始めたそうです。今は大好きな乗馬をしたり、台風被害にあった長野にボランティアに行ったりしている。今後はケアマネージャーの仕事を始めるようです」(知人)

 宝塚に動画への見解を問うと〈既に退団しているため、コメントは差し控えさせていただきます〉と回答。

 本人のSNSに取材を申し込むと、こんな返信が。

「すみません、話題になってるみたいですけどあまり気にしていません。また将来的に取材していただけたら嬉しいです! よろしくお願いします!」

 カゲキさもほどほどに。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年10月31日号
11/4(月) 11:30

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191104-00015180-bunshun-ent