◆NBA ウィザーズ109―131ティンバーウルブ(2日・ワシントン)

 【米ワシントン(2日)=一村順子】日本人初のドラフト1巡目でウィザーズから指名を受けた八村塁(21)は、本拠地でティンバーウルブズ戦に先発出場。第3クオーター(Q)にホーム初のダンクシュートを見せるも、開幕5戦目でワーストの4得点にとどまった。チームも109―131で敗れ3連敗。次戦は4日(日本時間5日)にピストンズと戦う。

 序盤からアップテンポに攻め込まれ、相手ペースの切り替えの速いバスケを展開された。ここまでの4試合で八村選手の平均得点はエースのビール選手に次ぐ、チーム2番目。相手からも「得点力がある選手だ」と認知され始め、「NBAは甘くないぞ」と思わせるようなプレーで封じ込まれた。4得点と伸びず、リバウンドも2本と終始、インパクトも残せず。5段階評価ではS、A、Bに続くCをつける。得点できない時に他のプレーでどのようにチームに貢献していくのか、数字に表れない部分で仕事ができるか、これから模索していかなければならない。

 ゴール下では4本ものブロックショット(シュート阻止)を受けた。5試合では12本。1試合平均2・2本は非常に多い数値。NBAのスピード、高さにどう順応していくかを考える段階に来た。(元プロバスケットボール選手、アナリスト)


11/4(月) 8:03配信 スポーツ報知
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