木下優樹菜のタピオカ店恫喝をめぐる騒動はもう幕引きとなったのだろうか。木下優樹菜は、自身の姉と勤務先のタピオカ店との諍いに首をつっこみ、店長に苦情を申し立て「事務所総出でやりますね」など恫喝するDMを送っていたことが発覚。彼女のInstagramは謝罪コメントを出して以降、更新を停止している。しかし出演テレビ番組は通常通り放送されており、30日からの新番組『BACK TO SCHOOL! 初回2時間SP』(フジテレビ系)も予定通りの放送となる。

 この番組では、木下優樹菜が愛知県の離島にある高校を訪れ、生徒たちと共に学校生活を送った模様が流れる。番組の内容を事前紹介するネットニュース記事では、<木下が持ち前の“おバカキャラ”を炸裂させ、生徒たちと距離を縮めることに成功した>とあるが、そんな記事のコメント欄には「何事もなかったように仕事を続けるのはおかしい」と否定的な声があふれている。放送前から炎上必至の状態だ。

 木下優樹菜のタピオカ店恫喝DMはネット上では大きな騒ぎになり、P&Gの食器洗い用洗剤「JOY」は木下と夫の藤本敏史が出演するCMの動画をwebサイトから削除。木下がイメージキャラクターを務めていたCannonの「Kiss Mamaになろう。」もサイト上から彼女の動画や名前を削除している。

 また大学学園祭のトークショーは、セキュリティ上の問題から中止に。ジャニーズ事務所のグループ「ふぉ〜ゆ〜」が主演するショーの12月12日の公演に木下はゲストで出演する予定だったが、オペラ歌手でタレントの森公美子に変更となった。

 しかし新番組の初回放送という大事な回で、すでに収録済みだった『BACK TO SCHOOL! 初回2時間SP』に関しては、差し替えが効かなかったということなのだろうか。

木下優樹菜の「権力に媚びる」態度が露呈した
 木下優樹菜が人気・知名度を上げたきっかけは『クイズ! ヘキサゴン』(フジテレビ系)だった。木下は常識的な知識に欠けた面白回答でファンを獲得していくと同時に、昔はヤンキーでヤンチャしていたと告白することで一定層の支持を得た。また、勉強はできなくても「仲間のために尽くす」「情に厚い」「正義感が強い」といった印象を与え、好感度に結びついた。

 確かにタピオカ店恫喝騒動に関しても、木下は姉の言い分を聞き、彼女なりの正義感をもってあのようなDMを送ったのだろう。家族や仲間を大切にし、敵認定した相手とはとことん戦う。そんな木下の姿勢を支持する層は少なからず存在する。

 しかし彼女の記した文面で看過できないのは、相手を侮辱する言葉の数々だけでなく、権力に媚び相手を追い詰めようとしているところだろう。以下は木下がタピオカ店の店長に送り付けたDMの一部だ。

<弁護士たてて、法的処理、いくらでもできるからこれからの出方次第でこっちも事務所総出でやりますね>
<いい年こいたばばあにいちいち言う事じゃないと思うしばかばかしいんだけどさー
嘘ついちゃって、あとひけなくて、焦ってるのばればれすぎだから、
今のうちに、謝るとこ謝るなり、認めるとこ認めて、筋道くらいとおしなよ^_^>
<んで、給料明細だすの常識な。ww>
<色々頭悪すぎなw>
<週刊誌に姉がこういうめにあったって言えるからさ、ほんと、そろそろちゃんとしないと立場なくなるよー>
<覚悟決めて認めなちゃい♡おばたん♡>
<シカトですかー
ごめんなさいとか
すみませんとか
言えないの
認めたら負け?>

 週刊誌に暴露し、所属事務所がバックについていると脅す様は、見苦しいの一言でしかない。ここに、「権力に屈さず己の正義を貫くヤンキー」と真逆な小物ぶりがうかがえてしまうのだ。

 こうした側面が露呈しても、「おバカキャラの延長」と許容できるだろうか。彼女はInstagramに謝罪文を投稿しており、これからも芸能活動を続けていくだろう。所属事務所も全面的にバックアップすることが予想される。しかし、この失態を水に流して忘れよう、というわけにはいかないのである。

wezzy 2019年10月31日 14時25分
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