ソフトバンクが来季から福岡市の本拠地「ヤフオクドーム」を「ペイペイドーム」に改称する方針を固めたことが30日、分かった。
親会社のソフトバンクグループはペイペイを冠したスマートフォン決済アプリやインターネット通販を強化。
今年日本一になった球団の力を借り、一段の知名度向上と消費者への一層の浸透を図る。
複数の関係者によると福岡市などには報告しており、近く発表する。

ペイペイ(東京)はソフトバンクグループが50%、ヤフーと通信大手ソフトバンクがそれぞれ25%出資し、今後のグループの成長を支える戦略的な中核企業と位置付けている。
昨年決済アプリを始め、巨額の還元キャンペーンで、利用者数は1500万人を超え、国内トップ水準とされる。
ヤフーは10月に入り、フリーマーケットアプリ「ペイペイフリマ」とインターネット通販サイト「ペイペイモール」も始めた。
決済や購買データを連携させて新たな事業モデルを築く方針で、グループ全体でブランド力の底上げを目指している。

既に球場でもペイペイの決済を導入している。球団は人工知能(AI)が試合の組み合わせや順位などを踏まえて需給を予測し、入場券の価格を決める「AIチケット」を本格化。
今後もグループ企業と協力し、観客向けのサービス向上を図る。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191031-00000036-spnannex-base
10/31(木) 5:30配信