お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さんの個人会社が東京国税局から計約1億2千万円の所得隠しと申告漏れを指摘されていたことを受けて、
京都府は徳井さんに委嘱していた文化観光大使の任期を更新せずに府のホームページからも削除していたことが、29日わかった。

 府の文化観光大使は京都にゆかりがあり、京都の魅力を広く発信してもらえる著名人を対象に委嘱。京都市出身の徳井さんは相方の福田充徳さんとともに
平成24年から務めている。

 府によると、9月30日に任期満了を迎えたため、更新の手続きをしていた最中の10月24日に所得隠しが発覚。徳井さんの所属する吉本興業に更新を
見送る方向にあることを伝えたうえで、府のホームページに掲載していた同大使の名簿から徳井さんの写真と名前を削除した。

 翌25日には吉本興業の関係者が府を訪れ、謝罪するとともに経過の説明を行ったという。一方で、同じ任期満了を迎えている福田さんについては
更新する方向で、現在、本人の意向を確認中。府観光企画室では「スケジュールの都合上、任期は満了していたが、更新の手続きを進めている最中に
所得隠しがわかり、不適切と判断してすぐに更新の手続きを取りやめた」と説明している。

産経新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191029-00000568-san-ent

京都府文化観光大使
https://www.kyoto-kankou.or.jp/taishi/