“日本の理想の女性”と呼ばれた女優、八千草薫さんがすい臓がんのため死去していたことが28日、分かった。88歳だった。関係者によると
24日午前7時45分、東京都内の病院で息を引き取りこの日、荼毘に付された。2017年末にすい臓がんが判明し、18年1月に手術を受けたが、
今年に入って転移した肝臓がんが見つかった。治療専念のため入院し復帰を誓っていたが、帰らぬ人となった。

 2013年公開の八千草さん主演映画「くじけないで」で八千草さんの若き頃を演じ、2014年放送のフジテレビ系主演ドラマ「福家警部補の挨拶」で
共演した宝塚歌劇団の後輩の女優、檀れい(48)は、「私の憧れの方でした」と大先輩をしのんだ。

 コメント全文は以下の通り。

 「宝塚音楽学校生の頃、舞台メークをした八千草さんのお写真を拝見し、あまりにも美しくあまりにもかれんな、白百合のような娘役姿に心を奪われた
思い出があります。こんな娘役でありたい。私の憧れの方でした。そんな八千草さんとドラマで共演させていただき、また映画では八千草さんのお役の
若い頃を演じさせていただきました。ご一緒させていただいた八千草さんは、あまりにも優しく温かな陽だまりのようなすてきな方でした。
憧れの娘役の方、八千草さんとひとときでもご一緒できたこと私の宝物です。今はまだ信じられなくて、涙があふれるばかりです。
八千草さん、ゆっくりしてくださいね。心からありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします」

サンスポ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191028-00000564-sanspo-ent
2013年10月に行われた映画「くじけないで」の完成披露試写会 前列左から檀れい、芦田愛菜、
八千草薫さん、武田鉄矢、伊藤蘭、後列左から由紀さおり、上地雄輔、ピエール瀧、深川栄洋監督
https://www.sanspo.com/geino/images/20191028/geo19102820430035-p1.jpg