巨人は21日、遠征先の福岡から帰京して東京ドームで練習を行った。敵地での日本シリーズ第1、2戦はソフトバンクに連敗スタートとなったが、
本拠地に戻って22日の第3戦から仕切り直す。

 前日20日は0―0の7回に代わったばかりの三塁手・山本の失策が相手決勝点につながって敗れた。原監督は一夜明けたこの日、福岡出発前の宿舎の
食事会場で自ら山本に声をかけたエピソードを明かした。

 「きょう山本に朝ご飯でさ『どうだ、寝つきは良かったか』と。(答えは『良くなかったです』と。『いい経験しているよ。この悔しさを忘れなければ、
素晴らしい経験、素晴らしい選手になる。負ける経験なんて簡単にはできない。堂々としてろ』と」

 山本の成長を期待しているからこその言葉だった。その上で「ミスをカバーするのがチームだからね。ミスをした人間はそう落ち込む必要ない。ああいう
ミスというのは、俺たちが焦らせるような指導をしているんじゃないか、焦らせるような指導をしているなら反省だなって、ヨシ(吉村打撃総合コーチ)とも
話をした」と話した。

スポーツ報知
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