10/17(木) 11:19配信
リーグ側がクラシコのマドリード開催要請、バルセロナの抗議デモ激化で

【AFP=時事】スペイン・プロサッカーリーグ機構(LFP)は16日、カタルーニャ(Catalonia)自治州で独立派による抗議活動が激化していることを受け、FCバルセロナ(FC Barcelona)とレアル・マドリード(Real Madrid)による「エル・クラシコ(El Clasico)」の試合会場を変更するよう、同国サッカー連盟(RFEF)に要請したと発表した。


 LFPは、「なすすべのない例外的な状況であるため、われわれはエル・クラシコの会場をマドリードに変更することを、スペインサッカー連盟の大会委員会に要請した」とAFPに明かした。

 スペインメディアは、カタルーニャで草の根活動を行う独立推進団体や政党が、現地時間26日の午後1時(日本時間同日20時)から州都バルセロナ(Barcelona)で抗議デモを行う準備をしていると報道しており、この日はバルセロナの本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)でエル・クラシコが予定されている。

 RFEFは要請を受けたと明かし、両クラブが21日までに意見書を提出し、その後決定を下すと述べた。

 同国の最高裁判所は14日、カタルーニャ州で2017年に強行された住民投票とその後に短命で終わった独立宣言に関与したとして、独立派の幹部たちに禁錮9年から13年という重い判決を言い渡しており、これを受けて抗議活動はカタルーニャ中で激化した。

 クラブ間の試合では、視聴者数が最も多いうちの一つであるエル・クラシコは、リーグ戦のタイトル争いの行方を左右することが多い。【翻訳編集】 AFPBB News

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