日本高校野球連盟（高野連）事務局長の竹中雅彦（たけなか・まさひこ）氏が16日午後6時10分、間質性肺炎のため、和歌山市内の病院で死去した。64歳だった。和歌山市出身。通夜・告別式は家族葬で行い、後日、日本高野連がお別れの会を開催する。

　肺気腫を患い、9月8日までU18ワールドカップ（韓国・機張）で日本代表を引率した後、9月下旬から入院していた。

　竹中氏は社会科教師となり、80年に母校の桐蔭（和歌山）の軟式野球部監督。新宮で硬式野球部長、星林野球部長時代は教え子に小久保裕紀（後にソフトバンク、巨人）がいる。日本高野連の事務局長には13年12月に就任した。

　在任中、高校野球100年、夏の選手権100回大会と大きな節目を迎えた。部員減から連合チームを認め、野球振興を念頭に「高校野球200年構想」を立ち上げた。今年4月、球数制限などを検討する「投手の障害予防に関する有識者会議」を発足させた。

　事務局長として12月20日に任期を満了し、退任する予定だった。

2019年10月17日 05:30野球
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