伊藤歩:「シャーロック」で13年ぶり“月9”出演へ キレ者敏腕刑事役でディーンと推理バトル
2019年10月14日 テレビ
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連続ドラマ「シャーロック」第3話に出演する伊藤歩さん (C)フジテレビ
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 女優の伊藤歩さんが、俳優のディーン・フジオカさん主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「シャーロック」(月曜午後9時)の第3話(10月21日放送)に出演することが14日、分かった。伊藤さんが月9ドラマに出演するのは、2006年4月放送の「トップキャスター」以来、約13年ぶりとなる。伊藤さんは、警視庁捜査二課の敏腕刑事・市川利枝子を演じ、ディーン・フジオカさん演じる主人公・誉獅子雄と推理バトルを繰り広げるという。

 伊藤さん演じる市川利枝子は、捜査一課の江藤礼二(佐々木蔵之介さん)らが一目置く敏腕刑事。市川は5年前に渋谷の一等地で起きた巨額な地面師詐欺の一件を担当していたが、逮捕できたのは犯行グループの一人、吉野正夫だけ。主犯の守谷という男に大金が渡ったところまで突き止めたが、吉野以外のメンバーはいまだ行方知れずだという。そんな市川は、渋谷の空き家で60代男性の死体が発見された事件で、獅子雄と接触する。実はこの空き家こそ、5年前に地面師詐欺の舞台になった邸宅で、詐欺被害に遭った建設会社の社長がその邸宅内で自殺し、いわく付き物件として空き家のままになっていた……という展開。

 「シャーロック」は、アーサー・コナン・ドイルのミステリー小説「シャーロック・ホームズ」シリーズが原作。現在の東京を舞台に、主人公の犯罪捜査専門コンサルタント、誉獅子雄(ディーン・フジオカさん)と、精神科医の若宮潤一(岩田剛典さん)がバディーを組み難事件を解決していく姿を描く。

 ◇伊藤歩さんのコメント

 ――台本を読んだ感想

 第3話で扱う題材が“地面師詐欺”というあまり聞き慣れない言葉だったのですが、現実にこういう事件が起きているということを知り非常に驚きましたし、同時に、そんな悪徳で闇の深い事件の謎を解く獅子雄の着眼点がとても面白いなと思いました。普通の人が見向きもしないポイントにヒントを得て解決に導いていく獅子雄は頭の回転が速すぎるので、台本を読んでいてついていくのが大変でしたけど(笑い)、読み返していくうちに、“ああ! そういうことか!”という感動がありました。

 ――市川利枝子を演じるにあたって

 彼女はあるひとつの“美学”を持って生きている気がするんです。生き方も、自分の振る舞いも含めて自分なりの美しさを追求している印象を受けましたので、そこを膨らませてキャラクター像を作っていこうと思いました。もちろん刑事としては優秀で一目置かれる存在ですし運動神経も備わっている必要があると感じましたので、役作りにあたりトレーニングで体を絞ったり、体幹を鍛えたりしました。

 ――撮影現場の雰囲気について

 永山(耕三)監督とは1999年放送のドラマ「リップスティック」以来の再会でとても感動しました。監督の印象はあのときのまま変わっていなかったですが、監督からは“大人になったね”って言われて(笑い)。当時を懐かしく思う気持ちや、再会できた感動、またご一緒できる感謝の気持ちなどいろんな思いが混じり合って、楽しくリラックスしながらも良い緊張感のもと撮影に臨めています。

 ――ディーン演じる“シャーロック”について

 第1話、とっても面白く拝見しました! クスクス笑えるし、ディーンさんにしか出せない雰囲気があって。実際にお芝居でご一緒する際は“ここ、そういう感じなんだ!”とディーンさんならではの独特なシャーロック像を楽しく感じています。ディーンさんとは10年来の知り合いでして、こちらもまた面白い再会で幸せな気分です。

 ――視聴者へのメッセージ

 警察組織に自分の追い求める美学があるのか、その葛藤を抱えながら生きている利枝子の前に突然現れた獅子雄という男は、彼女にとってムカつく厄介な存在ではあるけれど、一方で“この人、面白い人だな”と惹(ひ)かれる何かを感じていると思うんです。利枝子自体にもミステリアスな怪しい側面がありますし、一体どのように事件の真相が暴かれていくのか、獅子雄の推理がとても面白いのでぜひ楽しんでいただけたらうれしいです。

(おわり)