ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は6日、熊本県民総合運動公園陸上競技場でC組の世界ランク7位フランスが同16位トンガを23-21で下し、開幕3連勝を飾った。勝ち点4を獲得し、通算勝ち点13で8強入りが決定。3連敗のトンガは1次リーグ敗退が決定した。

 前半3分、ペナルティゴールで幸先よく先制。さらに6分にCTBビリミ・バカタワのトライで8-0とした。32分にもWTBアリベレティ・ラカがインゴールにボールを運び、コンバージョンも決めて17-0と一方的な展開となった。

 しかし、負ければ1次リーグ敗退となるトンガは前半終了間際にトライ。7-17で前半を折り返した。続く後半は、7分に右サイドからキックパスで相手防御の裏へボールを送る。フランスが不規則に跳ねたボールの処理にもたつく間に奪い取り、最後はCTBマリエトア・ヒンガノがトライ。コンバージョンも奪い、3点差に迫った。

 詰め寄られたフランスが意地を見せる。12分、20分にペナルティゴールで23-14と突き放した。終了間際にトンガの猛攻を受ける。残り5メートルの攻防からキックパスの処理でもたつき、トライを奪われた。コンバージョンで2点差とされたが、なんとかしのぎ切った。

「死の組」とされるC組の勝ち点は、3試合を終えたイングランドが15、フランスが13、アルゼンチンが6、トンガが1、2試合しかしていない米国が0。イングランドは5日に全チーム一番乗りでの8強入りを決めており、米国はアルゼンチン、トンガとの試合を残すが、フランスに届かなくなった。フランスとイングランドは12日に1位突破を懸けて戦う。

10/6(日) 18:40配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191006-00087163-theanswer-spo

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