update:2019/9/27 18:00
 今から25年ほど前に大流行したポケットベル(以下、ポケベル)。覚えているでしょうか。
 一世を風靡したポケベルが、東京テレメッセージ株式会社のポケベル端末「ページャー(マジックメール)」のサービス終了となる2019年9月30日をもって、歴史の幕を下ろします。
 これにあわせてニコニコ生放送番組「最後に私を呼び出して。24時間後に終わっちまうポケベルをみんなで見守る生放送」が決定。9月29日24:00(深夜0時)から24時間放送されます。1968年に日本電信電話公社(現在のNTT)が日本初の公衆サービスを始めて半世紀あまり。2つの世紀と3つの年号を跨いだ歴史の最後を見届ける番組です。

 1990年代初期から中頃にかけて、それまでビジネスマンの連絡ツールとして主に使われていたポケベルが、若者の間で爆発的に大流行しました。今では考えられませんが、当時リクルートが発行していた雑誌「じゃマール」などの個人告知誌では、「友達募集」の欄を通じて「ベル友募集」をすることまで当たり前に行われていました。
 さらにこの時の流行からは、「ポケベル文字」というものも誕生しています。流行しはじめた当時の端末では、数字しか表示することができませんでした。このため、数字を文字にあてはめた「39(サンキュー)」「8181(バイバイ)」「3470※(さよなら)」「084(おはよう)」「14106(愛してる)」など独特の表現方法が誕生。「あ」なら11、「か」なら21と五十音を数字に割り当てた表現方法も使われました。今見ると少し暗号っぽいですよね。※「3470」は「3476」の場合もある。 
 今回の番組では、視聴者からのメッセージを受信できるポケベル端末を用意して、懐かしいBGMと共にサービス終了までの24時間、視聴者から送られてくるメッセージをひたすら受信・表示し続けるといいます。上記のような懐かしいポケベル文字を駆使して、最後の思いを送ってみるといいかもしれません。なお、現在ポケベル端末にメッセージが送信できるのは一都三県(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県)のみです。
 サービス終了日となる9月30日の21:00からは、東京テレメッセージ株式会社の清野社長も生出演します。ポケベル終了への思いと、防災無線などへの活用が期待されている「文字通信」の今後についても語られるそうです。
 ニコニコ生放送番組「最後に私を呼び出して。24時間後に終わっちまうポケベルをみんなで見守る生放送」は、9月29日24:00(深夜0時)から9月30日24:00(深夜0時)までの放送。
     ===== 後略 =====
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Last Updated:2019/9/27 18:00 Edited By おた経編集部 © C.S.T.ENTERTAINMENT Inc. URL: https://otakei.otakuma.net/archives/2019092707.html