全日本テコンドー協会(金原昇会長)が行う強化合宿に大半の選手が不参加を表明した問題で、同協会は18日、参加表明をした2選手のみを対象に22日から合宿を行うと発表した。


 同協会は当初、強化選手ら20人以上の選手を招集して今月17日から合宿を行う予定だった。だが、ほとんどの選手が強化体制に対する不満から不参加を表明、協会は17日からの開催を断念していた。6月に選手らが提出していた強化方針などに対する意見書についてはこの日、公式ホームページに回答書案を掲載した。

 また、協会と選手の間で対立が広がっている問題で、埼玉県協会副会長の鳥越恒一氏が、世界テコンドー連盟に調査依頼書を送付したことが明らかになった。鳥越氏は「選手が不利益を受けており、日本協会が機能しているか調べてほしい」と話した。受理されれば、世界連盟から調査団が日本に派遣されるという。

9/18(水) 17:54配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000053-asahi-sp

全日本テコンドー協会が行う国内強化合宿に、大多数の選手が不参加を表明している問題で、同協会の金原昇会長は13日、「選手は合宿の意味を理解するべきだ」と不快感を示した。

テコンドー代表合宿、大量ボイコットへ 協会側へ不信感
 合宿は強化指定選手ら23選手を招集し、東京都内で17日から25日まで予定しているが、約20選手が不参加を表明している。強化体制に対する選手側の不信感が表面化した形だが、これに対して金原会長は「来年の五輪に向けトレーニングだけではなくドーピングの知識とか自己管理が必要で(合宿では)そういう講義もある。選手はその辺の意識が低いんじゃないかな」と語った。

 強化指定選手らは今年6月、強化体制や方針に関する不満から、意見書を同協会に提出したが、協会はその回答も改善策もいまだに示していない。「(不参加は)いろんな事情があり、回答書がないという理由を挙げたのは数人。私だったら、政治的な問題とトレーニングは別に考えますよ」と話した。(塩谷耕吾)

2019年9月13日14時43分
https://www.asahi.com/sp/articles/ASM9F4J5PM9FUTQP01J.html

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