甲子園で春夏一度ずつの優勝を誇る名門・早稲田実業(東京)が、複数の部員による問題行為が発覚したため、13日に秋季大会出場を辞退し、プロ野球界にも激震が走った。

 荒木大輔二軍監督(55)や斎藤佑樹投手(31)、清宮幸太郎内野手(20)と3人の大物OBが所属する日本ハムではなおさらのこと。14日に千葉・鎌ケ谷市内にある球団施設で行われた全体練習に荒木二軍監督と斎藤が姿を現すと、同僚らからはこの件について聞かれ、2人とも困惑した表情を浮かべた。

 いまだ2人とも報道以外での情報の把握はしていないそうで、荒木二軍監督が「本当に分からないんだよ。分からない以上、何も言えないよ」と話せば、斎藤も「僕から言えることはありません」と話すにとどめた。

 一方で、早実側が問題行動の内容については明らかにしていないこともあり、早実OBからは「いずれバレるだろうに、なんで非公表にするのか。余計、世間は勘ぐるし、この対応はどうかと思うよ」と苦言も飛び出した。名門野球部の騒動だけに、今後の動向にさらなる注目が集まりそうだ。

2019年09月14日 16時50分
https://www.tokyo-sports.co.jp/baseball/npb/1550289/