音楽を志す若者に楽器に触れる機会を増やしてもらおうと、山梨県笛吹市出身で、人気ロックバンド「レミオロメン」のボーカルを担当し、今はシンガー・ソングライターとして活動する藤巻亮太さん(39)が、県に打楽器のティンパニとマリンバ各1台を寄付した。楽器は今年度中にYCC県民文化ホール(甲府市)に納入される予定だ。

 藤巻さんは11日、県庁を訪れ、長崎知事に目録を贈呈。「若い頃に多くの大人に支えられて音楽を続けられた。今度は若い皆さんに楽器に触れるチャンスを提供したい」と語った。長崎知事は「楽器を積極的に使ってもらい、第二の藤巻さんが出てくるよう力添えしたい」と応えた。

 藤巻さんによると、山梨の風景は音楽作りの原点という。大ヒット曲「粉雪」も「甲府盆地にはらはらと舞う雪や、南アルプスが白くなる風景が大好きで、そのインスピレーションで生まれた曲」と語った。今月29日には、山中湖村で自身が主催する音楽フェス「マウント・フジマキ」を昨年に引き続き開催する。

9/14(土) 13:31配信読売新聞オンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190914-00050166-yom-ent
画像 寄付の目録を長崎知事に手渡した藤巻さん(左)(県庁で)
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