ヤクルト・大引啓次内野手(35)が今季限りでの退団を決断したことが12日、分かった。球団関係者が明かした。
プロ13年目の今季は70試合で打率・202、1本塁打、13打点。球団からは功労者として引退セレモニーの打診を受けたが、現役続行への意志は固く、他球団でプレーする道を模索する。

この日のイースタン・巨人戦(ジャイアンツ球場)に「4番・DH」で先発出場した大引が決断を下した。
球団関係者によると、球団は大引を功労者として、引退セレモニーを検討。だが本人は現役続行の意志が固く、この日までに今季限りでの退団が決まった。

「法政大野球部史上最高の主将」と呼ばれた大引は2007年、大学生・社会人ドラフト3巡目でオリックスに入団。
1年目からレギュラー格として活躍し、13年に糸井(現阪神)らとの大型トレードで日本ハムに移籍した。15年にはヤクルトにFA移籍。
勝負強い打撃と堅実な守備で課題だった遊撃手の穴を埋め、同年は14年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

プロ13年目の今季は70試合で打率・202、1本塁打。それでも印象的な活躍があった。6月2日のDeNA戦(横浜)で一回に先制の3点二塁打を放ち、リーグワーストに並ぶ16連敗を止めた。
8月23日の阪神戦(神宮)では通算1000安打を達成。この際、「1年目のチャンスをつかんでいなかったら、今ごろ、野球をやっていなかった」と回想。ベンチでは打ち込まれた投手の隣に座り、優しく語りかける姿もあった。

9日には館山と畠山が現役引退を発表。大引は世代交代を図る球団の来季構想から外れたが、他球団で現役続行の道を探る。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190913-00000505-sanspo-base
9/13(金) 5:00配信

http://npb.jp/bis/players/91595114.html
成績