今年4月より放送を開始した『太川蛭子の旅バラ』(テレビ東京系)といえば、同局の『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』の名コンビ・太川陽介(60)と蛭子能収(71)による、視聴者待望の新たな旅バラエティ番組だ。


「ローカル鉄道寄り道旅」「蛭子能収のひとりで行けるかな?」「太川蛭子のバス旅」など、毎回異なる企画とルールに則って旅する同番組だが、たびたび太川と蛭子が衝突することでも知られる。

 8月22日の放送は「ローカル鉄道寄り道旅」の8回目で、女優のすみれ(29)をマドンナに迎え、静岡県の西側を走る天竜浜名湖鉄道の掛川駅から出発し、1泊2日で新所原駅を目指すことに。

 旅の冒頭、太川が「ルーレットで出た数字だけ進んだ駅に降りて、その駅で、名所・名物を見つけられたら前に進める」という新ルールについて説明すると、蛭子は「あ、そうなの? 俺がいなくなってたりして」と自虐気味に苦笑い。“番組をサボりたい”という本音を太川に見透かされ、「(番組に)出なくていいとか? そんなわけないだろ!」とツッコまれた。

 さらに、スタッフから番組用に作成した特製ルーレットを手渡されると、蛭子はニヤニヤしながらうなずき、「子どもっぽいですね」と言い捨てた。これには太川もあきれ気味で、疲れたように「子どもっぽい?」と聞き返すだけだった。

「その後も、自分勝手な言動で太川さんを困らせていた蛭子さんでしたが、無事、時間内にゴールの駅に到着することに成功しました。以前の『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』のときから、太川さんは蛭子さんの言動に悩まされていました」(制作会社関係者)

 さらに、その翌週の8月29日の放送では元乃木坂46の生駒里奈(23)がマドンナとして登場。人気企画「北海道横断! 太川蛭子のバス旅2019第4弾」が放送されたが、太川が生駒の足元を見て、「ウォーキングシューズじゃないんだ」と指摘。さらに「毎回マドンナの人には、歩ける格好でって言ってるはずなんだけど」と、生駒が歩きに適していないファッションだったため、太川に注意を受けるなど、冒頭から微妙な空気に。

「悪化の一途をたどる蛭子さんの態度に太川さんはいよいよ頭にきているのではと。そのせいでマドンナにもキツめにあたってしまうということがあるのではないでしょうか。これ以上、主演の2人関係がこじれると番組存続の危機かもしれませんね……」(前出の制作会社関係者)

■太川&蛭子の不仲コンビを救うのは元ハロプロ……?

 そんな太川&蛭子の「コンビ解消」危機を救う、救世主になるかもしれない美女がいるという。

「女優の真野恵里菜(28)です。真野は昨年7月にサッカー選手の柴崎岳(27)と結婚し、夫の住むスペインに生活拠点を移しました。真野が日本に帰国するのは、日本代表の試合があるときで、その一時帰国の際に仕事を入れているようです。ただ、長期のドラマや映画の仕事は入れられないため、今後はバラエティ番組にも積極的に出演していくといいます」(芸能プロ関係者)

 真野は、3月14日放送の『旅バラ』に出演し、「ローカル鉄道寄り道旅」に挑戦している。

「初めての旅番組でしたが、普段おじさんと絡むこともないため、それも新鮮だったようです。ロケも半日や1日とスケジュール的にもハマり、真野はかなり楽しんでロケに参加していました。テレ東としても元ハロー!プロジェクトの真野が出てくれると、大歓迎でしょう。冬の秋田という過酷な環境でのロケでしたが、一生懸命さが伝わってきました」(前出の芸能プロ関係者)

 さらに、真野は6月27日の放送にも登場している。この日の放送でも、しっかりと太川と蛭子をサポートし、宿泊するホテルの部屋を3人で確認する際には、蛭子の布団に寝転がる太川を見て、真野が「これが見たかったです」と言う場面も。

「太川さんが蛭子さんの布団に寝転がって、蛭子さんがそれを嫌がるというやりとりは『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』のときからお約束です。真野の『バス旅』好きがうかがえる発言に、ファンからも歓迎の声が上がりました。

 テレ東は他のキー局に比べてギャラが安いのですが、真野クラスだと1日拘束されて20〜30万円ぐらいでしょうか。もしかしたらもっと少ないかもしれません。それでも『旅バラ』に出るのは楽しいと感じているようで、真野にとってもテレ東サイドとしても利害が一致しているんです」(前同)

 今後も太川と蛭子のコンビを見たいという視聴者はたくさんいる。真野には、ぜひとも度々マドンナになって、太川と蛭子の仲を取り持ってもらいたい!

2019.09.12 07:05 公開
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