セクシー助っ人よ、さらば! 前日6日にモチベーションが上がらないことを理由に1軍昇格を拒否し帰阪した阪神のヤンハービス・ソラーテ内野手(32)の解雇が7日、確実となった。
谷本修球団副社長兼本部長(54)がマツダスタジアムで「阪神のユニホーム(を着ること)はないんじゃないですか」と話した。

 1つでも上の順位を目指す、この大事なときに“来てすぐ去った者”を追うことはしない。まさかの昇格拒否騒動を起こしたソラーテに対し、谷本球団副社長はすぐに動いた。シーズン途中で
解雇させることを決めた。

 「代理人と話しているので。ほどなく結論は出ると思います。(方向性は退団かと問われ)方向性はそうです。阪神のユニホーム(を着ること)はないんじゃないですか」

 矢野虎にとっては、もはや思い出したくもない「新神戸−広島」間のドタバタ往復劇だ。前日6日。約半月ぶりに1軍昇格するはずだったソラーテは鳴尾浜から広島入りし、
球場まで到着していたにも関わらず「モチベーションが上がらない」と訴え、とんぼ返りした。「こんなことを許したらもう、チームが成り立たない」。断罪し、厳しく対処した。

 この日は2軍の残留練習が行われた鳴尾浜に姿を現す可能性もあったが、ソラーテは現れず…。それを問われた同副社長は「来なかったというより、行かせていない」と明かした。
「謹慎」は否定したものの「自宅待機」をしている状態だという。

 7月の来日から1軍で残した数字は、打率・188、4本塁打、9打点。球団通算8000号本塁打を放った男の“セクシータイム”は、あまりにも短く、あっけない終わりを迎えた。

 今後は代理人を通じ、諸手続を踏む。「契約に基づいて(進める)だけです」。早々に解雇が正式発表される見通しだ。

サンスポ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190908-00000016-sanspo-base