俳優の横浜流星が9月6日、主演映画「いなくなれ、群青」(公開中)の初日舞台あいさつに登場。本編のエピソードにちなんで“なくしたもの”を告白し、ファンを沸かせた。

■ 「大事なシーンは一通りリハーサルした」

映画「いなくなれ、群青」は、第8回「大学読書人大賞」受賞、「読書メーター」読みたい本ランキングの第1位にもなった河野裕の青春ミステリー小説が原作の実写映画。
人口2000人ほどの謎多き島・階段島を舞台に、そこで自分の過去を失ったまま暮らす主人公・七草(横浜)と、七草の幼なじみ・真辺(飯豊まりえ)の交流を描く。

初日舞台あいさつには横浜、飯豊と共演の矢作穂香、松岡広大、松本妃代、中村里帆、そして柳明菜監督が出席した。

■ 自分がなくした“大事なもの”とは?

階段島で暮らす人々はみな、ある日突然島にやってきたが、誰もその理由を知らない。そして、島を出るには、自分がなくしてしまったものをみつけなければならない。

そんな本作のストーリーにちなみ、劇中でも使用された公衆電話がステージに登場。出演者がひとりひとり、受話器に向かって“自分がこれまでになくした大事なもの”を告白していくという展開に。

中略

ラストを飾った横浜は、司会者に「なくしたものは見つかりましたか?」と聞かれると「いいえ。僕は何もなくしていません。ただ、横浜流星がなくしたものは知っています」と
意味深に回答。

続けて「(なくしたものは)いきがっていた自分です。中高はちょっとやんちゃしてしまって、カッコつけていきがっていたんですね。ただ、今振り返るとあの頃の自分すごく
輝いていたなっていう瞬間があって。あの時があったから、今こうして自分がいます。いきがっていた自分も受け入れてこれから前に進んでいきたいと思います…と、
この作品を見て思いました」と、座長らしくしっかり作品アピールも絡めて振り返った。

最後にファンへのメッセージを求められた横浜は「この作品は、人それぞれ受け取り方が違うと思う。そして、登場人物が自分の嫌いなところも肯定して向き合って
前に進んでいく物語でもあるので、この作品を見て、皆さんが自分のいやな自分を肯定して受け入れて、少しでも自分を好きになるきっかけになってくれたら嬉しいです」と
作品のテーマを語り、舞台あいさつを締めくくった。

(ザテレビジョン)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190906-00204078-the_tv-ent
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