アンチ・ドーピング規定違反の制裁を受けた広島のサビエル・バティスタ外野手(27)は3日、球団広報を通してコメントを発表した。

 以下は全文。

 「今回、このような事態を招いてしまいました。NPB、広島東洋カープ球団、チームメイト、その他チーム関係者、私を応援してくださっている
カープファンの皆様、他球団ファンの皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。同時に、私も大変ショックを受けております。

 今回禁止物質の陽性反応がありましたが、意図的に摂取していないことをお伝えしたいです。どうか皆様、私を信じてください。

 私は禁止物質が自分の成績を上げる助けにはならないと考えているため、今までにステロイドや、成績を上げるために使用されるようなその他の薬品を
使用したことは一度もありません。

 これからの私にできる唯一のことは、今後選手としてプレイできるよう毎日一生懸命練習していくことだけです。

 もしカープ球団に契約を継続してもらえるなら、カープの勝利に貢献し優勝できるよう、全てに対して100%の力で臨み、最善を尽くしたいです」

スポニチ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190903-00000145-spnannex-base

経緯・内容

2019年7月24日(水)付けにて、「6月7日(金)マツダ スタジアムで実施されたドーピング検査により、サビエル・バティスタ選手から採取されたA検体から
世界アンチ・ドーピング機構(WADA)禁止表国際基準で規定されているS4.ホルモン調節薬クロミフェン(Clomifene)、及びその代謝物ヒドロキシクロミフェン
(Hydroxyclomifene)が検出された」との通知がありました。 そして8月16日(金)B検体からも同様の違反物質が検出され、ドーピング違反が確定しましたので、
8月17日(土)一軍選手登録を抹消し、謹慎処分といたしました。

当球団の対応

サビエル・バティスタ選手の「このような物質を摂取したことはない」との主張を受け、直ちにサビエル・バティスタ選手が当時摂取していた2種類の
海外製サプリメントの汚染の可能性を探りました。1種のサプリメントの検査を実施しましたが、汚染は確認されませんでした。残る1種は検査から
2カ月近く経過していたため、すでに消費されており検査に至りませんでした。

https://www.carp.co.jp/news19/n-295.html