元グラビアアイドルで未婚の母になった佐藤寛子(34)が、覚悟を持って芸能活動を再開した。

15年に男児を出産して奄美大島に移住していたが、17年4月に神奈川県内の実家へ。今春から竹中直人らが所属する事務所に入り、映画出演も決まった。
「撮影はこれからですが、母親になって視野が広くなった自分を出せたらと思います」。

息子は4歳でわんぱくざかりで、09年に刑事役で出演したテレビ朝日系「仮面ライダーディケイド」の映像を見せると、「ママ、刑事なの?」と驚いたという。
「まだ、私の仕事を理解できていないようですが、34歳でも守りに入らない姿勢で、どんどん作品を残せればと思います」。

妊娠中に破局した男性とは、連絡を取っていないという。「(出産について)意見が合わなかったことが理由ですが、私に産まない選択肢はなかったので
こうなりました」。奄美大島を離れ、活動再開に踏み切った理由は、芝居への情熱だった。10年、映画「ヌードの夜」での体当たり演技が評価され、
ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。同作で主演だった竹中とも再会し、「同じ事務所になってうれしいよ」と喜ばれたという。
「うれしかったです。今後は年相応の役をやっていけたらと思いますが、必然性があれば脱ぐ覚悟もあります」。

人とは違う歩みも糧に、佐藤は女優道にまい進する決意だ。【柳田通斉】

◆佐藤寛子(さとう・ひろこ)1985年(昭60)2月17日、福島県生まれ。02年、映画「スケアー 地獄の課外授業」の主演でデビュー。
その後、グラビアアイドルとしても活動。14年9月、妊娠中で未婚の母になる決意を表明した。159センチ。血液型O。

日刊スポーツ
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未婚の母になって4年。新事務所での芸能活動再開について語った佐藤寛子
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