アジア初となるラグビーW杯の開催で不安視されていたチケットの売れ行きが好調だ。販売予定の8割以上が購入済みで、チケットの収入見込み額も上方修正された。大会組織委員会は「全試合満員」を目指し、ラストスパートに入っている。

 ラグビーW杯は9月20日〜11月2日、全国12会場で48試合が実施される。組織委によると、チケットの販売総数180万枚のうち、7月までに144万枚が売れた。うち7割が国内、3割が海外だ。今月10日からの第4次販売(先着順)も順調で、対戦カードや会場による偏りも解消されつつあるという。

 一方、日本戦をはじめ売り切れとなっているカードもまだ入手のチャンスがある。公式サイトを通じてチケットを再販売する「リセールサービス」で購入者から出品があれば、試合の2日前までなら購入が可能だ。

 組織委はチケット収入見込み額を260億円から290億円に増やしたが、達成を見込めるとしている。チケッティング・マーケティング局の森貴信局長は「コアなファンだけでなく、これまでラグビーを見たことがないようなライト層のファンにも興味を持ってもらえるように、さらにアピールしていきたい」と話している。【大島祥平】


8/19(月) 19:50配信 毎日新聞
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