1日放送の日本テレビ系「スッキリ」(月〜金曜・前8時)で吉本興業が、同社のタレント養成所「NSC」の合宿参加希望者に対し、「合宿中に死亡しても(吉本興業は)責任は負わない」などと同社への免責事項を盛り込んだ誓約書への署名を求めていたことを報じた。同社は「免責事項の記載は手違いによるもの」と説明している。

 吉本興業によると、合宿は毎年、静岡県掛川市で開かれる「NSCお笑い夏合宿」。2017〜19年の参加者の誓約書に、時間厳守や飲酒・喫煙の禁止に加え、合宿中の負傷や後遺症、死亡した場合にも吉本興業に対し責任を問えないなどとする免責事項が記載。さらに、トラブルへの賠償請求などもできないと書かれていた。

 同社によると、13年に専門家から免責事項などが不適切との指摘を受け、翌14年の誓約書から文言を削除していたが、「手違いで、17年から従来の記述に戻った」としている。今年の参加希望者に配布後、内容が13年時に戻っていることに気づいた。既に修正し「今年の参加希望者には説明している」という。

 この問題にMCで「極楽とんぼ」の加藤浩次は「1回、修正して何年か免責になることを排除していたんだけど、また戻るってずさんですよ、やってることが」と憤慨していた。「直してずっとそのまま行ってて引き継ぎして担当者が変わったらまた前に戻ったってその理由すら分からないよね。何でそうなるのって。引き継ぐんだったら、そのままの状態で引き継ぐでしょって。過去の免責であるっていう部分が何で戻ってくるのか。この説明がないような気がするんだよね」と指摘していた。

 加藤は一連の吉本興業の問題で幹部の退陣がなければ辞めると同番組で発言。先週には自身の発言で騒動が拡大化したことを謝罪したが、今週の同番組では一連の問題について発言することはなくこの日が初めての発言となった。

8/1(木) 9:07配信 スポーツ報知
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