◇セ・リーグ 中日4−2DeNA(2019年7月28日 ナゴヤD)

 【記者フリートーク】
もし、完治しなかったら…。笠原は不整脈の手術中、選手生命の危機を感じていた。
医師から完治しなかった場合、「激しい運動はできない」と通達されていた。
カテーテル手術は局所麻酔だったため約5時間、意識のある状態でベッドに横たわっていた。
すぐそばで医師の会話が聞こえ「だんだん、不安になった」。完治しなければ野球は続けられない。
新潟の実家に戻り祖父母の営む農業を継ぐか、両親の営む清掃業を継ぐか――。本気で悩んだ。

 幸いにも手術により、症状は完治。
3日間の入院で体力は落ち、再始動した日は「めっちゃ疲れた」と苦笑いだったが
「マウンドに上がった時、やっぱり楽しかった」。

 病気を乗り越えたからこそ、野球ができる喜びを誰よりも感じている。(徳原 麗奈)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190729-00000142-spnannex-base