高校野球の岩手県大会決勝で「令和の怪物」こと最速163キロ右腕の大船渡高校・佐々木朗希(ろうき、3年)投手は肘の違和感から登板を回避。チームは12対2で花巻東に敗れ、甲子園出場を果たすことができなかった。

 佐々木投手は2回戦で19球、3回戦で93球、4回戦で194球、7月24日の準決勝では129球、4試合で435球を投げた。試合後の会見で大船渡の国保陽平監督(32)は佐々木投手を温存した理由について、「故障を防ぐためです。未来があるので」と語り、佐々木投手は「監督の判断なのでしようがないです。高校野球をやっていたら試合に出たい、投げたい思いはあります」と答えた。この登板回避が波紋を呼んでいる。

「99%投げさせなきゃだめでしょう」

「私は残念で仕方ありませんよ! 夏は一回勝負だから99%投げさせなきゃだめでしょう」と“喝!”を入れるのは、球界のご意見番である3千本安打の張本勲氏(79)だ。

「あれはダメだよ。一生に一回の勝負でね。いろいろ言い訳はありますけど、投げさせなきゃ。その前の(準決勝で)129球? それがどうした。歴史の大投手たちはみんな投げてますよ。勝負は勝たなきゃダメなんだから。投げさせなきゃいいという人は野球を知らない人だし、自分はよく思われようと言っている人なんだよ。壊れても当然、ケガをするのはスポーツ選手の宿命だもの。痛くても投げさせるくらいの監督じゃないとダメだよ。将来、将来って、将来は誰が保障するの? 球界の“宝”って誰が決めたの?」

「私もピッチャーやったことありますから」

――張本氏が監督だったらどんな選択を?

「いろんな方法がありましたよ。彼を先発させて『みんな点をとってやれよ。そして甲子園へ行こうじゃないか』と声を掛けてね。3〜5回までに点を取って、次のピッチャーにバトンタッチ。それで負けたらしょうがない、勝負だから。あれを耐え抜かなきゃ大投手になれませんよ。

 私もピッチャーやったことありますから、わかります。あの苦しいところで投げさせたら、将来、本人のプラスになるんですよ。選手はそれを乗り越えて、人並み優れたピッチャーにならなきゃ。彼が投げても負けたかもしれないよ。それでも彼に試練を与えることが、野球を辞めても彼の人生のプラスになるじゃないの。人生の90%は苦しいことのほうが多いじゃない。あのときの苦しみを考えれば、こんな苦しみ、屁でもないというような気持にもなるんですよ。どんなであっても、彼には出してほしかった」

「ケガの深刻さは球速に比例する」大船渡佐々木の登板回避に元プロ野球エース2人は一定の理解 へ続く


7/27(土) 5:30配信 文春オンライン
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【高校野球】張本勲(79)、大船渡・佐々木の登板回避に喝!「苦境に立たせることが本人のプラスになる」
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