吉本興業の岡本社長の会見から一夜明けた23日も退社の意思を変えなかった「極楽とんぼ」の加藤浩次(50)に、同じ北海道出身の若手芸人らが追随の動きを見せている。

タカアンドトシのタカ(43)はインスタグラムで、岡本社長が22日の会見で「吉本は全員がファミリー」と発言したことを受け「ファミリーって言葉を簡単に使うよなぁ。5990人の芸人はファミリーと感じたことないと思うけどなぁ」と書き込み、すぐ削除した。タカは22日、スポニチ本紙の取材に「これで改善されないんだったら考えないと」と話したばかりだった。

平成ノブシコブシの吉村崇(39)はツイッターで「僕は北海道の人間です 何かあった時は北海道の人について行きます」と書き込み。売り出し中のEXIT・兼近大樹(28)もツイッターで「この腐りかけの会社に感謝もあるし、いったん発酵させておいしくする 腐敗を確認次第EXITだがな」とつづった。

現在の吉本はダウンタウンの育ての親である大崎会長と、元マネジャーの岡本社長による体制。ともに大阪吉本出身で、ダウンタウンを中心にした大阪吉本出身のタレントとの関係性が濃い。

その中で、北海道出身の加藤は異色の道を歩んできた。外部の劇団出身ながら腕一つで吉本での地位を確立。苦労人で、夢を追って上京した同郷の後輩への情も厚い。今や週7日、テレビ、ラジオで生放送を持つ“憧れの存在”だけに、テレビ局関係者は「北海道の芸人は加藤を慕い、強いファミリー感を感じている。全員で決起することも十分ある」と話す。

その“受け皿”になる可能性があるのが明石家さんま(64)だ。すでに自身の個人事務所で宮迫博之(49)を受け入れるべく動いている。本紙の取材では、加藤は相方の山本が解雇された後、さんまに独立の相談をしたことがある。今回も頼りにする可能性は高く、お笑い関係者は「“チーム道産子”でまとめて、さんまさんの事務所に入るような事態になるかも」との見方を示している。

7/24(水) 8:35
スポニチアネックス
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