サッカー・イタリア1部リーグ、ユベントスのクリスティアノ・ロナルド選手(34)が米ネバダ州ラスベガスで性的暴行を加えたと女性に訴えられた問題で、地元検察は22日、不起訴処分にしたと発表した。十分な証拠が集まらなかったという。

 発表によると、2009年6月、女性からラスベガスの警察に性的暴行を受けたと連絡があった。女性は当初、加害者や被害場所についての情報提供を拒んでいたが、18年8月になってロナルド選手を名指しし、警察に再捜査を申し出たという。

 09年当時の警察の初期捜査では十分な証拠が得られておらず、事件前後の2人の様子を映したとされる映像も入手できなかったという。そのため、検察は「合理的な疑いを超えるだけの犯罪の証明ができない」と判断した。また、検察によると、女性とロナルド選手はこの件について弁護士を通じて10年に和解していたという。(ニューヨーク=藤原学思)

7/23(火) 7:40 朝日新聞
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