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2019年7月19日

新海誠監督の最新作「天気の子」が7月19日午前9時、全国359館448スクリーンで一斉封切り。東宝によると2016年8月26日に公開され、興収250.3億円を記録した「君の名は。」の初日動員対比で、118%を記録する“晴れ晴れ”好スタートを切った。

東京・TOHOシネマズ日比谷では初日舞台挨拶が行われ、原作と脚本も手がけた新海監督、約2000人参加のオーディションで主演を射止めた醍醐虎汰朗と森七菜、共演する吉柳咲良、本田翼、小栗旬が登壇した。

今月に入っても、仕上げ作業を続けていた新海監督は「本当に完成するのだろうかという瞬間が何度もありましたので、(完成した作品を)皆さんに見ていただき、夢のようです。ウソのような気がします」と感無量の面持ち。

公開を前にしたプロモーションでは「賛否を巻き起こす作品」だと繰り返し語っており、この日も「とても自分勝手な映画かもしれませんし、(主人公が)わがままな選択をするので、たくさんの意見を浴びるはず。怖くもあり、楽しみでもあります」と本音をのぞかせる場面も。それでも「気持ちが青空のように晴れる、楽しい映画を作ったつもり」とエンターテインメントを追求した内容に、胸を張っていた。

「胸がいっぱい。どうしたらいいかわからない感情でここにいる。すばらしい環境に身を置かせていただき、役者としても、人間としてもステップアップできた。感謝の気持ちでいっぱいです」(醍醐)、「うれしい気持ちでいっぱいです。大変なこと、楽しかったことがあり、その集大成が皆さんに届いて、やっと語り合える。いろんな感想をお聞きしたいです」(森)と主演を務めあげたフレッシュなふたりも、映画の船出に喜びを爆発させた。

一方、小栗は「いつアフレコに行っても、若いふたりが初々しくて、瑞々しくて……。自分も取り戻さなきゃなと思った」とはにかみ、「純粋さに勇気をもらった」と新海作品の魅力を熱弁。「小栗さんはいちばん憧れの役者さんなので、ずっと観察していました。すっごくいい香りがするので、香水を教えていただいて。そしたら、小栗さんが買ってきてくださって。今日、(香水を)つけています」(醍醐)、「まさか観察されているとは。でも、だいぶ好感度あがりましたね!」(小栗)と劇中さながらの関係性を披露していた。

「君の名は。」以来、3年ぶりとなる新海監督の長編アニメーション。天候の調和が狂っていく時代に、離島から東京にやって来た家出少年の帆高(醍醐)と、「祈るだけで空を晴れにできる」不思議な力を持つ少女・陽菜(森)が運命に翻ろうされながら、自らの生き方を選択する。「君の名は。」に続いて、ロックバンド「RADWIMPS」が劇伴を担当し、「愛にできることはまだあるかい」をはじめ主題歌5曲を提供した。

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映画『天気の子』スペシャル予報
https://youtu.be/DdJXOvtNsCY