吉本興業は闇営業騒動で『カラテカ』入江慎也を契約解除、『雨上がり決死隊』宮迫博之、『ロンドンブーツ1号2号』田村亮ら11人に無期限の謹慎処分を下した。
その後、発覚した暴力団幹部の宴会に出席していた『スリムクラブ』らに対しても無期限謹慎処分を迅速に発表した。

一連の闇営業スキャンダルに一刻も早く終止符を打ちたい吉本興業の切実な思いが透けて見えてくる。
ところが、いまだに漏れ伝わってくるのは「まだ完全に膿を出しきっていない。本番はこれからだ」という証言の数々だ。

「各テレビ局は、日々裏取り情報に追われています。お笑い芸人の闇営業をスクープした『フライデー』が第3、第4弾を準備しているというんです。吉本に確認しても曖昧な答えしか返ってこない。
事実、テレビ局や広告代理店が待ち望んでいる『調査の結果、処分を下した芸人を除き、現在、所属する芸人と反社会勢力との交際(闇営業)は一切ありませんでした』のお墨付きコメントがいまだに出ていない。不安でタマらない」(キー局編成マン)

吉本は闇営業トラブルに対し、テレビ番組のスケジュール調整や再編集、さらにはCM、イベントの損害補償なども加わり、推定5億円以上にものぼる違約金を支払わざるを得ない状況になるという。
そうした中、闇営業に重い口を開いたのが『ダウンタウン』松本人志(55)だ。レギュラーを務める『ワイドナショー』(フジテレビ系)で“絶対NO”を突きつけ、報酬を受け取っていながら嘘をついた宮迫らに厳しい意見を浴びせた。

「松本は自分の闇営業は『1ミリもない』と完全否定した上で、宮迫らに『一切、お金が出ずにあれだけのサービスをすることは、僕はないと思う』と切り捨てていた。
さらに『お金もらいましたと認めないと、誰も信じてくれないよという意味で、彼らへのメッセージというか、ちょっと、助け舟的なことで僕は言ったつもりだったんですよ。
いまいち、伝わってなかった』と改めて闇営業に参加した宮迫らの対応のまずさにアウトを下したんです。可愛がっていたからこそ、裏切られた気持ちで一杯だったようです」(放送作家)

松本は闇営業問題への事態打開のため、自ら吉本に働きかけていたことまで明かした。
「『色々と話を聞いて欲しいと上層部に掛け合ったが、これ以上やったらオレ、邪魔者になる…老害扱いされんちゃうかなと思って、途中で(介入するのは)止めたんよ』と複雑な心境を吐露していた。
松本にしては珍しく本音を語っていたと思います。これだけ大問題に発展した闇営業を何とかしたい気持ちはヒシヒシと伝わってきました」(制作スタッフ)

その後、松本に同調するかのように吉本内から『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳や千原ジュニア、『中川家』の礼二らが闇営業に手を染めたことを徹底非難。松本と同じく、参加した芸人らを断罪したのだ。

反対に擁護の声を上げたのが、“お笑いモンスター”明石家さんま(64)だった。MCを務める『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で契約解除された入江について「レアなサッカーグッズなどを手に入れてもらったことがあるし、
“さんまさん、お願いします”って言うてきたら、俺は絶対に(闇営業に)行ってたよ」と発言した。

2019年07月17日 18時03分
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