TBS・安住紳一郎アナウンサー(45)が、同局の2020年東京五輪の総合司会を務めることが5日、明らかになった。

 安住アナがTBSの“東京五輪の顔”になる。安住アナは大役に決定したことを受け「自分が総合司会を任されたのは、競技自体を存分に楽しんでいただけるような
放送のスタイルを求められているからだと思います。その期待に応えられるようにしっかりやっていきたいです。自分の中では“出演者”というより“番組スタッフの一人”という意識が
強いので、放送でスポーツの素晴らしさを見せられる一員でありたいと思います」とコメントを寄せた。

 1973年生まれで、当然、前回の東京五輪(64年)には立ち会っていない。「自分の住んでいる国でオリンピックが開催されることはなかなかないですし、
自分がこの仕事をしているタイミングで、しかも年齢的にも経験的にも、ちょうどいい時期にオリンピックに関われることは本当にラッキーで非常にうれしいです」と話した。

 起用理由について藤澤滋彰プロデューサーは「東京オリンピックは世紀のビッグイベントであり、その歴史的瞬間、選手の生の声や熱い思いを視聴者の皆さんに
お伝えするのが我々の使命と考えています。それには“発進力”、“わかりやすさ”、“選手へのリスペクト”を兼ね備えた安住アナウンサーの力が必要だと感じました」としている。

 「新情報7DAYSニュースキャスター」「ぴったんこカンカン」で出演者の本音や新たな一面を引き出すことに定評のある安住アナは、6日スタートの同局系
「東京VICTORY」(土曜・前7時)で五輪、パラリンピックを目指す選手との対談番組でもMCを務める。すでに数選手との対談を済ませた安住アナは
「アスリートの皆さんは、競技とはまた違ったメッセージを持っているように感じられます。それをうまく拾い上げられたら」と東京五輪中継に生かすつもりだ。

◆この日放送の「ぴったんこカンカン」でも発表された

 東京五輪のキャスター・総合司会の発表はTBSが“一番乗り”。NHKは人気グループ・嵐が、「2020オリンピック・パラリンピック放送」スペシャルナビゲーター就任を発表している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190705-00010003-spht-ent