NPB=日本野球機構とプロ野球の12球団は、選手会が導入を求めている出場機会に恵まれない選手を対象にした
「現役ドラフト」の導入に向けた検討を進めていくことになりました。

「現役ドラフト」はリストアップされた現役選手をほかの球団が指名することで移籍が可能となる制度です。

出場機会に恵まれない選手が新たな活躍の場を求めることができるとして、プロ野球選手会が実現を求め、NPBと交渉を進めてきました。

NPBではすでに選手のリストアップの方法などについての案を各球団に示していて、
1日は都内で開かれた12球団の代表者による実行委員会で、この案について意見が交わされました。

プロ野球では移籍の活性化を目指し、1970年代と90年代に同様の取り組みが行われましたが、
関係者によりますと、思うような成果はあげられなかったということです。

NPBは「出場機会が少ない選手にチャンスを与えたいという選手会の趣旨は理解している。
過去の反省も踏まえた制度を作っていきたいという意向は持っている」として、「現役ドラフト」の導入に向け、
選手会の意見も聞きながら12球団と検討を進めていくことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190702/k10011978331000.html