吉本興業の芸人が事務所を通さず仕事をする闇営業を詐欺グループとの間で行っていた問題で、仲介役を務めて同社との契約を解消されたカラテカ入江慎也(42)が差配した“闇のギャラ”の流れが明らかになってきた。

 2014年12月に開かれた詐欺グループの忘年会には雨上がり決死隊の宮迫博之(49)やロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)らが参加。関係者によると、入江が詐欺グループから一括で受け取ったギャラは総額で200万円前後になるとみられる。

 複数の芸人による証言からスポニチ本紙が各自のギャラを算出したところ、宮迫には50万〜100万円、亮には15万〜20万円、レイザーラモンHG(43)に10万〜15万円を分配。ワタナベエンターテインメントのコンビ「ザブングル」や、当時まだブレーク前だったガリットチュウ福島善成(41)は数万円程度で、入江の取り分は50万円以上だったとみられる。

 同じく入江が仲介した14年の誕生日会にはくまだまさし(45)ら7人が参加。こちらは各自5万円ほど。正規営業のギャラの相場よりはかなり安く、周囲では「入江さんのお願いで芸人は“お友達価格”で参加したと思う」と指摘する声も上がった。

 芸人ごとに大きな格差があるギャラの流れ。先輩の頼みだった場合、後輩は断らないことが多く、安くても顔を立てて参加することがある。今回の闇営業では入江がギャラをすべて自身で決定したとみられる。

 取り分の50万円以上のギャラに加えて、詐欺グループの主犯格の男から、礼金で100万円を手渡しで受け取っていたとの情報も浮上。これは“別封”とみられ、事実なら先輩の宮迫らを「格安」で呼んで、半分以上を受け取っていたことになる。

 当初は保身から金銭の授受を否定し、一転して認めたことで世間の逆風は厳しいものとなった。計13人が謹慎処分となった大スキャンダル。ほかの事務所のタレントからは「参加した芸人は詐欺グループとは知らなかった。特に事情を知らなかった若手には、何かの救済措置があってもいいのではないか」との声も上がった。


2019年06月27日 05:40芸能
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