丸さまさまである。

20日のオリックス戦。巨人は2点を追う六回、五回までわずか1安打に抑えられていたK―鈴木から、丸佳浩(30)が左翼ポール際ギリギリに技ありの同点2ラン。
続く2―2の八回2死一、二塁では、2番手・近藤から右翼フェンス直撃の2点三塁打を放った。

4得点全てを叩き出す活躍の丸に対し、原監督は「4点のうちの4打点だからね。100点です」と本塁打直後に丸に向かって「丸ポーズ」をつくったほどだ。

その丸を引き抜かれた広島は、現在0・5ゲーム差の2位ながら、交流戦最下位と苦しい戦いを強いられている。
んな広島には、原監督が目を光らせる質の高い選手がゴロゴロいる。そのうちのひとりが、
この日連続フルイニング出場が635試合で途絶えた遊撃の田中広輔(29)だという。順調なら来季中に国内FA権を取得する。

「田中は東海大相模、東海大とまさに原監督の直系の後輩。
田中の父親も東海大相模で原監督の1年後輩として甲子園に出場している。今は弟の俊太が巨人に在籍。
そんな家族ぐるみの縁もさることながら、原監督は田中兄の実力を買っている。
2018年にゴールデングラブ賞を受賞した守備力の田中兄に遊撃を任せられれば、坂本を三塁に回すことができる。
田中兄もかつて、弟の俊太と二遊間を守る夢がある、とテレビで語ったことがある。
まだ来年の話ではあるが、もし補強できれば、原監督の3年目の契約最終年を共に戦うことができるのです」(球界関係者)

これだからFA補強はやめられない――。原監督のあくなき補強は、職を辞するまで続きそうだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190621-00000030-nkgendai-base
6/21(金) 12:00配信