コカインを摂取したとして麻薬取締法違反の罪に問われたテクノバンド、電気グルーヴのメンバーで俳優、ピエール瀧(本名・瀧正則)被告(52)の
判決公判が18日、東京地裁で開かれ、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の有罪判決が言い渡された。

 5日に行われた初公判では起訴事実を全面的に認め、「他にストレス解消の手段がなかった。心の甘えがあった」とざんげ。現在は無職だが、今後の
音楽活動について「バンドで足並みそろえてやっていけたら」と継続を希望していた。

 【瀧被告の事件経過】

3月12日 麻薬取締法違反(施用)の疑いで関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕。「コカインを使用したことは間違いありません」と容疑を認める

同13日 所属レコード会社が瀧被告と電気グルーヴのCD・映像作品の出荷停止などを発表

同14日 送検

同15日 「20代の頃からコカインや大麻を使用していた」と供述していることが判明

同19日 出演中のNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」の代役に三宅弘城が決定

同日 瀧被告にコカインを譲り渡したとして、麻薬取締部が通訳業の田坂真樹容疑者を同法違反(譲渡)の疑いで逮捕

同21日 出演映画「麻雀放浪記2020」が編集やカットなしで公開されることが決定

4月2日 東京地検が起訴。同日付で所属事務所から契約解除

同4日 保釈保証金400万円を納付し、勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈

同13日 相方の石野卓球が静岡・富士宮市で開催されたフェスに出演。瀧被告の逮捕後、初の公の場だったが、事件に言及せず

同17日 卓球が東京・新宿でソロ公演。報道陣から「瀧さんと会話は?」と聞かれ、「エロい話」と即答

同15日 社会学者ら有志がCD回収の反対署名を所属レコード会社に提出

6月5日 初公判。検察側は懲役1年6月を求刑し、即日結審

サンスポ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190618-00000516-sanspo-ent