日本高校野球連盟が設けた「投手の障害予防に関する有識者会議」の第2回会合が7日、東京都内で開かれ、大会終盤の一定期間に投手の投球数の総数に制限をかける方向で議論がまとまった。投球数や期間については今後、詰める。

 新潟県高野連が独自に導入を目指し、この会議が発足する契機となった1試合100球まで、などの制限について、中島隆信座長(慶大商学部教授)は、「1試合について制限を設けることはしないという結論が出た」と明言した。

 1試合での制限に比べ、複数試合での総投球数制限は、試合展開や相手によってエースの投球数を減らしたり増やしたりすることなどができ、より柔軟な起用法ができるメリットがあるとみられる。

 会議は11月初旬までに計4回の会合を開いて提言をまとめ、同29日の日本高野連理事会に提出する予定。


6/7(金) 17:53配信 朝日新聞デジタル
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