日本代表は0―0と引き分けたトリニダード・トバゴ戦から一夜明けた6日、愛知・豊田市内で練習した。
同戦に先発したメンバーは軽めの調整を行い、サブ組のメンバーは約1時間半、ゲーム形式などのトレーニングをこなした。
ベンチ外でスタンドから試合を見つめたFW岡崎慎司(33)は練習後、居残りでシュート練習までこなして汗を流した。

森保監督からは試合前日、南米選手権も控えるため同戦はベンチ外となると説明を受けた。
日本代表で歴代3位の50ゴールを誇るストライカーにとって、これまでとはまったく違った扱いだが、本人は冷静そのものだ。

「別に、そんなに深くとらえていない。悔しいというか、試合に出たいとは思うじゃないですか。
一緒に練習しているし。でもここにいないと、そういうことも感じられない。今は自分自身、(クラブでも)試合に出られてないというのはある。
今シーズンはそういう年。そう思いながらも、反撃のチャンスは狙いつつ。そんなに焦る年齢でもないので。逆に焦る年齢なのかもしれないけど。良い意味で淡々とやりたい」

3バックで挑み、スコアレスドローに終わった試合も“裏取り名人”ならではの視点で分析した。

「クロスにもう少し狙い持って、もっと人数が入っていないと。あとは裏への動き出し。
サイドでのウイングバックが裏を取って狙うシーンも少なかった。選手の出し入れ、誰かが引いたら、誰かが裏を狙うのが流動的になっていればいい。
狙いを持って、ここで(パサーが)ボールを持ったら、裏に飛び出していこう、みたいなのが次の課題。ただもっと3バックは練習でもっと詰めていかないと」

ピッチの全容が見渡せるスタンドの高い場所から、どうすれば点が取れるか、自分がここに入ったらどうプレーするかを考えていた」と岡崎。
居残り練習では、17歳の久保ら若手に交じって黙々とシュート精度を磨いた33歳は「今の自分じゃなくて、今より成長した自分が必要」と語った。

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2019年6月6日 19時25分 スポーツ報知