ピエール瀧被告はバイプレーヤーとして多くの作品に出演しており、逮捕、起訴の影響は大きかった。

「居眠り磐音」(本木克英監督)は、奥田瑛二を代役に立て再撮影を行い、当初の予定通り先月17日に公開された。再撮影、再編集などにかかった実費を請求するとみられ、数百万円になるという。

「麻雀放浪記2020」(白石和弥監督)は、4月5日にノーカット公開された。作品冒頭に瀧被告出演の告知を入れた。公開決定を発表した会見では、配給会社の東映と白石監督が、出演者の不祥事に対し公開、放送中止、延期、回収などの対応が取られる最近の傾向に疑問を投げかけた。

「宮本から君へ」(真利子哲也監督)も改編や追加撮影を行わず、今秋公開が決まった。昨年10月に撮了。製作委員会は、事件後に協議を重ね「ピエール瀧氏は、今後も法律に従って裁定がくだされることになり、それ以上の措置について、本作品が関与するものではない」との結論を発表した。「ロマンスドール」(タナダユキ監督)は今秋公開を予定も協議が続いている。

6/5(水) 1:00配信 日刊スポーツ
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