NGT48中井りかのインスタグラム・ストーリーに見せかけた画像がネット上で拡散され、一時騒ぎとなった。画像が公開されたのは5月31日の深夜。中井の公式インスタグラムと同じアカウント名、アイコンで、NGT48暴行事件の被害者で先日グループを卒業し事務所を移籍した山口真帆を非難しているような以下の文章が書かれていた。

<そろそろ気がすんだんじゃない?>
<嘘ついて仲間売ってまでグループめちゃくちゃにして移籍とか人間のやることじゃない>
<ろくな死に方しない>

 NGT48は先月21日、メンバーの加藤美南が自身のインスタグラム・ストーリーに、山口らの卒業公演が放送されているテレビ画面を映り込ませながら<せっかくネイルしてるのにチャンネル変えて欲しい>と投稿。拡散されるや否や大炎上を起こした。

 翌日、NGT48は公式サイトでSNSで不適切な投稿があったとして加藤を研究生降格処分とすることを発表。加藤も「親しい友達にだけ見せようと思った」と投稿を認めており、運営はメンバーへのSNSの指導が徹底できるまで全メンバーのSNSの運用を停止することも発表した。

 これ以来、メンバーのSNSは停止状態である。仮に中井がインスタグラムで上記のような投稿をしていれば大問題だが、各スポーツ紙によると、運営関係者は今回の投稿はまったくの捏造だと説明しており、画像制作者や投稿者に対して法的な処置も検討しているという。

中井りかは暴行事件への関与を何度も否定

 中井りかは、暴行事件の犯人グループとの関わりをネット上で疑われてきたメンバーのひとりでもある。しかし彼女だけは、あらぬ疑惑だとしてきっぱり否定してきた。

 NGT48支配人の早川麻依子氏はツイッターで<今この瞬間も、ネットでの誹謗中傷、殺人予告、嘘の拡散などに苦しんでいるメンバーが沢山います><メンバー本人やご家族は、否定したくても否定できない環境の中で、耐え難い日々を送っています>と綴ったが、中井は度々、SNSで疑惑を否定している。

 暴行事件が明るみになったのは今年の1月9日だが、中井りかは1月12日の段階で、事件への関わりを否定。ツイッターに次のように投稿していた。

<メディアで、勝手に名指しされてしまったのではっきり言います。私は全く、関係ありません。でもこうやって、憶測であれこれ言われて、みんな傷ついています。根拠もないままに、ネットで餌食にされています。私にも言いたいことはいっぱいあるけど、また、あれこれ言われるので、もう言いません>
<さすがに黙ってられない>
<名誉毀損なんだけど 関係ないんだけど なんなの>

 また4月には、山口真帆の後姿が映りこんだ動画で、中井りかが山口に「死ね」と呟いているように見える……という疑いをネットユーザーたちが拡散。この際も中井は、「ふぇ」という赤ちゃん言葉を使っただけだと否定。この動画を拡散したユーザーのツイッターアカウントに対して<そんなひどいこと言ってないです><かってに決めつけてへんな憶測でネットで人を叩く材料を見つけて書き込むあなたたちの方がよっぽどひどいです>と、直接リプライを送っている。

 脅迫文の標的にされた荻野由佳をはじめ、他のNGTメンバーは中井りかのようにSNS等で「事件に関与していない」と否定を繰り返すことはなく、沈黙。TwitterやInstagramに誹謗中傷が何万件と寄せられても、反論の機会を得られないようだ。

 この騒動はもはや、山口真帆が主張したように暴行事件そのものにNGTメンバーが関与しているか否か、とうことだけが焦点ではなくなっている。山口真帆は、一部ファンと親密になりすぎるメンバーの存在を告発し、第三者委員会の調査結果でもそうしたメンバーの存在は事実であるとされたが、NGT現支配人である早川氏は「ファンとのつながり」を否定。また、加藤美南の誤爆により、山口の被害や行動を嘲笑するメンバーらがいたと見られることが明らかになり、グループ自体が炎上を続けている。

 事件告発当初から、「真面目にアイドルをやりたい」と主張する山口真帆を、意見の異なる一部メンバーがいじめていたのではないかと疑う声がネット上では大きかった。暴行事件と直接関係せずともこの「いじめ疑惑」自体が解消されない以上、NGT48というグループが良いイメージを回復することは難しいのかもしれない。

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