0001鉄チーズ烏 ★
2019/06/01(土) 20:00:01.64ID:tZIKRWY390―2で迎えた九回裏の近江の攻撃。それまで重苦しかったベンチの空気が一変した。
「サヨナラ、あるぞ」
選手たちがそう感じた理由は、先攻と後攻を決める試合前の「じゃんけん」だ。
守備からリズムをつくるのが身上の近江は、後攻を取りたい。だが、主将の有馬諒(3年)は、昨秋の公式戦のじゃんけんで3戦全敗。すべて後攻を取られ、選抜出場も逃した。
ところが、この日は勝って、狙い通り後攻を選ぶことに成功した。試合は我慢が続く展開となったが、しぶとい守りで僅差で耐え、「最後は、『今日はいけるぞ』という雰囲気になった」という。
九回は先頭が二塁打で出塁し、次打者が四球を選んで無死一、二塁に。続く近江の3番住谷湧也(同)が、内角の変化球を振り抜くと、打球は右翼席に吸い込まれた。もくろみが最高の形になった近江の選手は、まるで優勝したかのように盛り上がった。
「じゃんけんに勝ててよかった」と有馬。多賀章人監督も「有馬が後攻を取ってきて、ベンチも盛り上がっていた。苦しい試合だったが、こういう展開で勝ててよかった」と、ほっとした表情を見せた。
監督が胸をなで下ろしたのには、わけがある。「あれから、近江はサヨナラの代名詞みたいになっちゃっていた」からだ。
13度目の出場を果たした昨夏の全国選手権。金足農(秋田)に敗れた準々決勝のことだ。1点リードで迎えた九回裏に、無死満塁から2点スクイズを決められ、サヨナラ負けした。秋は近畿地区大会の1回戦で終盤に逆転負けし、選抜出場がかなわなかった。チームが最も欲していた、終盤で試合をひっくり返した経験は、夏に向けての大きな糧となる。(高岡佐也子)
6/1(土) 19:04配信 朝日新聞デジタル
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190601-00000057-asahi-spo
https://www.asahicom.jp/articles/images/hh280_AS20190601002520_comm.jpg
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20190601002519_comm.jpg
■智辯学園(奈良1) 2-3x 近江(滋賀1)
智辯|000|100|001| = 2
近江|000|000|003| = 3
(智)小畠、西村 (近)林
【本塁打】(近)住谷
https://koshien117.blog.fc2.com/blog-entry-2051.html