◆マリナーズ―エンゼルス(30日、シアトル・Tモバイルパーク)

 マリナーズ・菊池雄星投手(27)が30日(日本時間31日)、本拠地でのエンゼルス戦に先発。4回途中で73球、10安打6失点で降板した。

 立ち上がりから苦しいマウンドだった。先頭から2者連続四球でいきなり無死一、二塁のピンチを迎えると、プホルスに左前適時打を浴びて先取点を献上。2回は先頭の左打者のカルフーンにソロを被弾し、さらに3安打を浴びて1点を失った。先頭に右前安打を浴びた3回は続く打者を投併打に打ち取って、立ち直りの兆しを見せたかに見えたが、2死からプエロにソロ本塁打を被弾。4回も3安打を浴びて2点を失い、1死二塁でマウンドを降りた。

 3回3分の1での降板は、1イニング限定の短縮登板を除くと、前回登板に続いてメジャー最短。73球は同じく短縮登板を除くと最少で、奪三振0は初めてだった。5月は4登板連続でクオリティースタート(QS=6回以上、自責3以下)と好調を維持していたが、直近2試合では4回KOと苦しんでいる。

 メジャー初の「花巻東対決」が期待され、多くの日本メディアが駆けつけたが、大谷は先発を外れ、直接対決はお預けになった。エンゼルス・オースマス監督は試合前に「左投手相手の時に休養を与えようと思っていたけど、たまたまきょうそうなった。(マリナーズ4連戦中3戦が左腕先発だが)他の左投手2人の方がマッチアップ的によかった」と説明していた。

5/31(金) 12:37配信
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