「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹氏(72)が30日、自身のブログを更新。川崎市多摩区のJR登戸駅近くの路上でカリタス小学校6年の女児と外務省職員の男性が刺されて死亡した事件を受け、「どうせ自殺が目的なら、他人を巻き込まないで1人で自殺してくれ的な発言は止めること」と持論をつづった。

 尾木ママは「最高の安全配慮していても起きる事件」のタイトルで記事をアップし、今回の事件について「当該小学校には一切の落ち度、非難される点はない」「むしろ、念には念を入れ、地域や通行人に迷惑かけない社会的モラル育成する丁寧な指導していた」「予防的防犯意識強めると共に《孤立させない社会的サポート》、つまり温かい地域ネットワークを強めることが事件防止の原則」「子どもたちと保護者へのメンタルケアサポート体制を整えることが急務」と見解を記述。

 そして「間違ってもどうせ自殺が目的なら、他人を巻き込まないで1人で自殺してくれ的な発言は止めること」とし、「加害者同様の孤立状態の人を絶望に追い込み 同様の事件の連鎖生む可能性が高くなるからですーーこれは極めて大切と思います」と強調していた。

5/30(木) 12:56配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190530-00000093-sph-soci