岩崎隆一(51)
昭和42年、現在の川崎市麻生区(当時は政令市昇格前)に生まれる。
昭和51年両親が離婚、近隣に居住する伯父(父の兄)夫婦に引き取られる。
昭和55年川崎市立西生田小学校卒業、昭和58年西生田中学校卒業。
中学校在学中から同居の伯父母、従姉とは没交渉の状態が続くが、学校には通っていた。
高校、大学では学費免除を受けていたため、進学について伯父母には知らせず。
昭和61年神奈川県横浜翠嵐高等学校卒業、東京大学教養学部文科一類入学。平成元年、大学在学中に司法試験合格。
平成2年東京大学法学部卒業、国家一種法律職で大蔵省に入省。大蔵省では国際金融畑を歩むが、平成8年から2年間は川崎西税務署長を務めていた。
ハーバード大学ケネディスクールへの留学から帰国した平成13年、財務省を退官、ゴールドマンサックス証券日本支社ヴァイスプレジデントとなる。
平成18年には一橋大学から論文博士号を授与され、同学経済学部助教授となる。平成20年同学部教授に就任。
しかし平成29年頃より精神に変調をきたし、数億円と推測される財産の多くをマカオでのバカラ賭博で失い、失意の引きこもり生活を送る。
同居している伯父母とは没交渉であったため、このことは知らされていない。

そして令和元年5月、川崎市多摩区登戸でスクールバスを待つカリタス学園小学校の生徒と保護者を包丁で切りつけ、2名を殺害、14名に重軽傷を負わせ、その場で自らの首を切りつけ自殺を図り、数時間後に死亡。