「佐野クリケットクラブ」に所属

元DeNA・山本武白志(21)がクリケット選手に転身した。
プロ野球選手からの転身は木村昇吾(元西武ほか)以来2人目となる。
今月上旬に実家の横浜市から栃木・佐野市に転居して本格始動。
「佐野クリケットクラブ」に所属し、5月19日に佐野国際クリケット場で行われたメンインブルー戦ではクリケット選手として初めて打席に立った。
クリケットはアウトにならない限り、1打席でワンバウンドの投球を何球も打ち続けられる。
4球目にライナー性の打球を相手守備に好捕されて1得点に終わったが、守備では3つのフライを素手で好捕。
「(打席で)すごく球が見えたので手応えを感じています。野球とクリケットはまったく別物。
簡単にできないだろうと思っていたし、上達していくのが面白い」と笑顔だった。

野球では恵まれた体格から繰り出されるパワーが持ち味だったが、クリケットではイメージが違うようだ。
指導する元日本代表の上原良崇さんは「一言で言えば天才ですね。こんな選手がいるのかと。ものすごく器用なんです。
教えられた打ち方をすぐ実践できるのでどんどん上達すると思いますよ。まだ若いし将来が楽しみですね」と絶賛する。

サイドを刈り上げた金髪、両耳にピアスを開けてヒゲをたくわえた派手な風貌は数カ月前から一変したが、口下手で一途な性格は変わらない。
「海外が好きで前々からこういう格好をしたいなと思っていたので……それ以上の思いはありませんよ」と照れ笑いを浮かべながら続けた。
「野球には感謝していますが、プロ野球選手だったとかそういうプライドはないです。もう終わったことですから」。

九国大付高で甲子園に2度出場。3年夏に2回戦・大阪偕星戦で2打席連続アーチを放つなどスラッガーとして輝きを放った。
高校通算24本塁打の実績をひっさげ、15年育成ドラフト2巡目でDeNAに入団。
「プロしか頭になかったです。大学や社会人という選択肢はなかった。(肝臓がんで)闘病中だった父親が長くないと思っていたし、プロ野球で活躍する姿を1日でも早く見せたいと思いました」。
父は巨人、ロッテで巧打者として活躍し、16年4月に逝去した山本功児氏。
1999〜2003年にはロッテの監督を務めた。「僕が小さなときですが、ロッテが勝てなくて父親がヤジられている姿を見ていた。
『ちくしょう、オレが力をつけてロッテを勝たせてやる』って思っていました」と振り返る。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190524-00000004-baseballo-base
5/24(金) 11:00配信

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https://www.youtube.com/watch?v=IdQ4OypAPbE
九州国際大付 / 山本武白志